そろばんで集中力がつくといわれますが…
・さくら珠算通信は保護者の皆様へのお便りを、加筆修正して掲載しています。
答えは、YESでもありNOでもあります。
そろばんやったら集中力がつくのではないのです。
そろばんをはじくためには集中力が必要になるのです。
だから、少しずつ級が上がるとともに、集中度を必要とされて、
じわじわと集中力アップの訓練になるのです。
でも、そろばん教室に通ってさえすれば、集中力が身につくわけではありません。
肝心なのは「集中しよう」とする本人の気持ち(核)があるかないかです。
点を取りたい、受かりたい、そういう原動力が集中力育成に向かわせるだけで、
何点でも気にしないや~~、30分計測面倒くさいや~~、
という場合は、全く集中力は身につきません。
集中力が身につくそろばんの習い方をしているかを確認する
お子さんにこのお便りのことをまず話さずに、
「もしあなたが今そろばんをはじいていて、ふとタイマーや時計を見ました。
あまり、問題がとけていないのに時計の時間が思いのほか早くすすんでいました(時間がたっていました)
あなたはどう思いますか?」と心理テストのように聞いてみてください。
答えを「A」「B」からを選んでもらってください。
A. やったー!!もうすぐそろばんの授業が終わる
B. ええ、もうそんなにたったの?もっと時間があればこの問題とけるのに、、時間もう少しほしい
どちらでしょうか。分析は、、
A. 集中するそろばんの弾き方をしていません。
B. 集中していますしこれからも集中力は身につきます。
時間が早く進んでいることで、あと〇分しかないと思えるほど、次の問題を解かないと、と思っている場合だけ
集中力が身につきます。
当教室にはAを選ぶお子さんがいない事を願いますが、でも、やっぱりいると思います。
さくら珠算教室では、すべてのお子さんにBを選んでいただけるように日々格闘しています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。