そろばんは、お金を計算する道具
・さくら珠算通信は保護者の皆様へのお便りを、加筆修正して掲載しています。
「正確さ」を重視しよう
5級から1級を目指す生徒さんの一部に、「スピード」を優先するあまり、
「正確さ」を重視していない生徒さんがいらっしゃいます。
これは良くあることで、時間を計っている以上は「がんばらなくちゃ」と思うあまりに
方向を間違ってしまっています。
ですが、そのままひたすら、スピードを追求しても、
そもそもそろばんの元がお金の勘定だっただけに、
間違っても、速いほうがいいのか、
遅くても正しいほうがいいのか、、、
答えははっきりしています。
半分ぐらい間違っている場合も
時間を計るとどうしても「ブレーキ」がかけられない生徒さんには
「スピードを遅くすることの勇気を持とう」、と何度も伝えています。
それでも、せっかく時間内に全問解答しているのに、かなり間違っている場合が(時には半分も)
上の級のほうで出てきます。
「それなら、ゆっくり半分といてそのすべてが正解だったのと一緒だよ」と伝えていますが、
それでもなかなか「ブレーキ」がかけられません。
「ブレーキ」を踏む勇気を
解き方がわからないわけじゃない、ゆっくりといたら解けるのに
「暴走」してしまう、これを止める「ブレーキ」は先生にはありません。
その「ブレーキ」は生徒さんにしかないです。なんとか、今回の検定でも皆が、
暴走せずに心地よいスピードでドライブするかのような安全運転で
合格できるといいなと思います。