そろばん講師向けの講習会に参加すると、二代目さんが3割ぐらいの割合を占めている印象があります。三代目というところもあるぐらいで、代々そろばん教室というのが結構あるんですよね。
私はというと、自分でそろばん教室を始めたので初代ということになりますが、実は私の父も昔そろばんを教えていたのです。といっても父の時は大学生で、父いわく、最初はアルバイトで入って教えていたのが、最終的に先生が引退してすべて任されるようになったそうです。
うちの先生と生徒の人数を伝えると「まだまだ、もっと一人でたくさん見れる」なんてコメントを残したり、「へ~~今はこんなのをしているのか」と興味ぶかそうにしていました。
その後父は普通に就職したので、格段そろばん教室を私が継いだわけでもなんでもありません。
そもそも父がそろばんをしていたのは知っていましたが、教えていたと知ったのは私が教え始めてからかもしれません。なので、ぜんぜん二代目ではないのですが、ふと、言われてもいないのに同じ道に行くのは何かの縁というか、そもそもそういう似た性格なのかな~~、と思います。商売っ気というか自営(結局父は事業を興したので)なところも一緒ですし、整理整頓が苦手なところもそっくり、顔もどちらかといえば父親よりで、本当に父に似たんだな~~と思います。
今となっては、もう少し生きている間にいろいろと、そろばんのことを聞いた方が良かったのかな、なんてふと思いました。