そろばん教室にはうきうきと楽しそうに通う子、そして、親に言われて渋々きている子など様々です。渋々でも来てくれたら、なんとか集中して頑張ってほしいな、と思って色々声がけします。

やる気が出ていないお子さんのパターン

1.難しくて自分には解けなさそうでやる気が下がっている
2.難しくはないけれど解くのが面倒くさい

大きく分けてこの2つです。
1の場合は丁寧に説明することや、難しく見えているけれどルールはシンプルで
努力を重ねたら解けない問題はないこと等を伝え、励まし、徐々に点が上がるとともに
やる気は出てきます。

2の場合はそもそも何のためにそろばんに通っているのか自分自身がわかっていないタイプです。

先日そういう子がいたので、「お父さんやお母さんが働いて頑張ったお金をあなたたちに使っている、これは何のためかな?」

「あなたたちに成長してほしいとお父さんお母さんはいつも願っている。
賢くなってほしい、がんばる子になってほしいと思っている。
だから、がんばって稼いだお金を、こうやってみんなのために使っているのですよ。」

というところまで話をすると、その子が「はっ」とした顔をしたので、そうか、やっぱりそろばん教室に通わせてもらっているということに対する意味がわかっていなかったんだな、と思いました。(このことに気づいてくれた、お子さんの感性も素晴らしいと思いました)

時間切れでそこまでしか話せませんでしたが、また、折を見て他の生徒も含め皆に
「わざわざ稼いだ大切なお金をあなたたちの成長のために使っている」
「そのことに感謝の気持ちを持ってほしい」
「そろばんが習えることが当たり前ではないということに気がついてほしい」
というところまで話をしたいと思います。