そろばんをベースに頭を鍛えて、最終的には高校や大学受験での成功を目標に

・さくら珠算通信は保護者の皆様へのお便りを、加筆修正して掲載しています。

さくら珠算教室の目指すところ

当そろばん教室は当然、そろばんを教えています。そして、毎月全国や都道府県ののそろばん大会に遠征に行くような競技系というわけではなく、といって、まったく競技をせず、まったりと楽しく下の級でそろばんをやったような気になって終わり、という塾でもないです。

目指すところは、3級が最低ラインで、それより少しがんばる子が1級であり、また、段位も最終的には数十人居る状態の結果を出す教室として存在したいと思っています。大会も数は少ないですが、生徒の負担にならない範囲で、生徒のレベルにあったものを年に数回出て、井の中の蛙にならず、切磋琢磨できる環境を教室内外共に提供いたします。

自立した精神と習慣と能力を身につける

これらは最終的には、「そろばんができるようになるために」というのではなくて、そろばんを通じて「子どもたちが大人になったときにそろばんをやっていてよかった、と思えるような、自立した精神と習慣と能力を身につける」為と考えています。
その具体的な内容が、大人になってはずかしくないマナーと学習です。
言われなくても椅子を直す、あいさつを先にする、順番を守る、人に見られていないところでもきちんとすることをひとつひとつ、身につけていってほしいと思います。

あまり叱らず、優しいだけでいると結局その子のマナーが身につかず大人になって恥ずかしい思いをして、その子が将来損をするので、それは優しい先生ではないと思います。
これからはより一層そういったことを重点的に指導していきたいと思います。

学習塾とさくら珠算教室の違い

また、保護者の方がそろばんができるようになってほしい、の気持ちの先には、集中力が付いてほしい、頭を鍛えたい、などがあり、その更に先には「勉強ができるようになってほしい」というのがあると思います。

じゃあ、学習塾にすればいいのか、ということですが、塾は基本的に人の話を聞いて、そこから自分の勉強に入ります。実は私自身は塾講師もしていたので矛盾しますが、自分自身は小~高校生の間で塾は3ヶ月だけしか行きませんでした。高校3年のときに成績が伸び悩み、これは塾に行かないと、自分から親に言ったのですが、入って見ると「これは参考書をよめば判る内容で、塾だけの秘伝の指導があるわけじゃなかったんだ」と気がつきました。参考書なら数千円ですむのに、人に話をしてもらうから何万もするのは無駄と思い、通うのをやめました。
(中学受験の塾は例外です。小学生の学校の授業ではまったく太刀打ちのできない内容ですし、市販の教材だけでは正直難しいと思います。)中学受験はともかく、それ以外の受験勉強は本人が勉強すればいい話だと考えたときに、そろばん教室は自分で学習する能力(頭の回転を良くしたり、勉強習慣や集中力、自立した心など)を育成できるとてもよいツールだと言う考えにたどり着きました。

自習環境の整備

ただ、それでは、そろばんは教えるけれど後の勉強は完全に自分でね、ということになると、ハードルが高いので、その環境は提供していこうということで、中学生が増えたこともあり、遅い時間の指導を増やし、そろばん練習の後の自習を認め、自分でプランを考えて勉強するそういった環境を少しずつ作っているところです。将来的に段位が増え、練習時間が増え、また中学生がさらに増えたときには遅く指導できる曜日もさらに増やし、4時ごろは低学年、5時ごろは小学生全般、6時ごろは小学生高学年から中学生、7時ごろから中学生中心、8時臨時指導といった形で、それぞれの年代の子がそれぞれのレベルと時間がうまくあって通塾できるようにと考えています。

最終的には、小学生からスタートしたそろばんをベースに頭を鍛えて、最終的には高校や大学受験での成功を目標に据えて行きたいと思っています。